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IoTツール導入時の目的とは何か?IoT導入の真の目的とは何か?を考える。

IoT(Internet of Things)に関して一種、ブームになっていることは否めません。

 

しかし実際は決してIoTはブームやバズワードではなく、第四次産業革命やSOCIETY5.0時代ではなくてはならない技術的要素の一つになります。 

 

IoTについては末端のセンサーからのデータを上げる、ためる、分析する、活かす、見せることで各種業務カイゼン、業務プロセス改善、製造プロセス最適化などを目的としていきます。

 

決してIoTツール導入を目的にすることがIoTでの導入で成功したことにはならないことを言わずもがなですが、そのためには図のIoTツール導入目的①に記載する対象領域の決定が重要です。

 

同時に対象領域後はその目的、そして最後はユースケースを決めます。これをトップダウン型のIoTツール導入モデルと言います。※当社での呼び名。

 

また反対にユースケースから決定しても結構です。その後、目的を明確化し、最終的にどのような対象領域を決定すれば良いかを考えること。

こちらはボトムアップ導入モデルと言います。実際はこちらの方が分かりやいかも知れません。

では次に図のIoTツール導入目的②をご確認ください。

実際にIoTツール導入後はどのような運用が必要なのでしょうか?

 

当社代表の阿部満は経済産業省の委託事業で数多くのIoT導入ツールやレシピの調査を行いました。

 

その中でも特にデータを上げる、ためる、分析するまでは各メーカーのツールで提供してますが、それ以外の活かす、見せるは社内の仕組みとして取り入れなければならない点が対応できてなく今後の課題であることが分かってきております。

 

特にIoTツール導入後にIoTから様々なデータを分析する仕組みは比較的容易にできますが、その後のデータを活かすこと、見せることが出来てなく本当のIoTツール導入後の効果が出てない企業が大半です。

 

そこで現在の業務課題と業務プロセス、そして人材の課題を分析してあるべき姿のKGIやKPIをしっかりと分析が重要です。

 

そしてあるべき姿で設定したKGIやKPIの目標に対してIoTツール導入後業務課題と業務プロセス、そして人材の課題を解決する必要があります。

 

その際にバランススコアカードの戦略マップ。活用すると会社全体の最適化となり企業の生産性向上や競争力強化につながります。

 

このプロセスは以前のブログ記事の「IT経営に関するプロセスーIT経営推進プロセスガイドラインVer3.0とは何か?」で紹介してきました。

 

弊社ではIoTに関するコンサルティング、PM、講演・講師・研修のサービスをご提供しております。お気軽にご相談頂ければと思います。