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RPA(自動化)の3つのクラスとは何か?その実態と今後の展望を分析する。

前回のRPA記事「働き方改革を推進するRPA(自動化)における機能、導入事例とは何か?」に続きまして今回も総務省の以下の記事より引用しながら記事を公開していきます。

 

【参考】

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000043.html

 

■RPAのクラス

RPAには三段階の自動化レベルがあるとされています。現在のRPAの多くは「クラス1」というレベルで定型業務に対応しています。

次期レベルの「クラス2」は、AIと連携して非定型業務でも一部は自動化されます。

「クラス3」は、より高度なAIと連携することで、業務プロセスの分析や改善だけでなく意思決定までを自動化できます。

 

既に、クラス3において認識技術や自然言語解析技術、学習機能などにより曖昧な情報や不足している情報を補いながら作業する、これまでとは一線を画したRPAが開発されています。

日本語の対話ができるAIエンジンを活用し、対話をするだけで必要なデータの入力が完成し、全プロセスを完結することも可能とのことです。

 

■RPAの展望

RPAは、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を人間に代替して実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用した業務を代行するツールになりつつあります。

 

人間の補完として業務を遂行することから、仮想知的労働者(Digital Labor)として、2025年までに事務的業務の1/3の仕事がRPAに置き換わるインパクトがあるともいわれています。

 

RPAの導入と運用は、働き方改革につながる「業務改善・改革」の目標や方向性を明確にし、自社に合うツール選択とマネジメント方法に配慮して進めることが重要といえるでしょう。

 

実装による自動化に伴う変化を見極め、現場部門とシステム関連部門が連携し、運用局面ごとのルール(シナリオ)策定や適用可能な業務領域の拡大を検討するなど、継続的にPDCAサイクル10をまわしながら活用していく姿勢が望まれます。

※以上、前回の記事と本記事:総務省「RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)」引用

 

次回のRPAの記事より実際の導入事例や日本で最も導入が進んでいるRPA、またRPA導入プロセスについて記事を連載して参ります。

 

弊社ではRPA(自動化)に関するコンサルティング、PM、講演・講師・研修のサービスをご提供しております。お気軽にご相談頂ければと思います。