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AIの第1~3次ブームとは何か?第3次ブームの現在、AIはどこに向かっているのか?

AIは歴史の上で、昨今、急にブームになったわけではありません。

 

AIの歴史の中では第1次から第2次、そして現在の第3次ブームまでありました。

そのブームの途中には冬の時代が2度ほどありました。

 

ではなぜこのようなブームがあったのでしょうか?それはコンピュータの歴史に関係があります。 

 

【コンピュータの歴史とAI】

・1960年:米ディジタル・イクイップメントが、世界初のミニコンピュータPDP-1を発売。

・1969年後にインターネットの母体となるARPANETが運用開始。UNIXオペレーティングシステムの開発が始まる。

エドガー・F・コッドがリレーショナルデータベースを提唱。

・1970年:インテルが世界初のDRAM 1103を発売。後にイーサネットの原型となるALOHAnetが運用開始。

・1981年:IBMがPC DOSを搭載したパーソナルコンピュータIBM PCを発売。以後、マイクロソフト社から各社にMS-DOSがOEM供給される。ゼロックス、Xerox Starを発売。GUIを装備した初の商用ワークステーションであった。

・1990年 :マイクロソフトがWindows 3.0 を発売。初の成功したWindows製品となった。

・2001年:インターネット・バブルが崩壊。4月、アップルコンピュータがMac OS Xを発売。10月にはiPodを発表。

・2009年:IBM、意思決定支援システムワトソンを公開する。

・2012年: グーグル、スタンフォード大学との共同研究であるグーグル・ブレイン(英語版)(Google brain)を構築し、ディープラーニングの有用性が認められる。

・2014年:アマゾン、AIアシスタントAmazon Alexaを発表、スマートスピーカーの Amazon Echoに搭載される。

・2016年:Google DeepMindが開発したAlphaGoが世界最強の棋士と目される李世乭に勝利した。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF

 

これらのコンピューターの歴史を踏まえ、図を見ていただくと、第一次ブームの1960年代~1980年代はミニコンピュータとゼロックスから発売されネットワークでコンピュータ同士がやっと繋がるのが精いっぱいの時代でした。

 

その後、第二次ブームは1980年代~2000年代でマイクロソフトがWindows 3.0 を発売し、パソコンが家庭に普及し始めた時代です。しかしまだまだコンピュータは今と比べCPUの処理には限界がありました。

 

第三次ブームは2000年~現在でいよいよIBMが意思決定支援システムワトソンを公開した時代です。

 

またアマゾンやGoogleがAIを発表し、その後、Google DeepMindが開発したAlphaGoが世界最強の棋士に勝利しました。

 

このようにコンピュータは劇的に低コストで高速に処理ができる時代となりました。

 

それは、以前の記事で「2045年問題とは何か?技術的特異点=シンギュラリティを考える。」の中でムーアの法則について述べました。

 

このムーアの法則に従うと集積回路上のトランジスタ数は「18か月(=1.5年)ごとに倍になる」という法則があります。

 

この法則で時代を読み解くと2045年度には人間の脳細胞網の数の100憶を超えるという予測がでております。人間の脳の細胞を超えるのですから人間を完全に超えるということになります。

 

このようにAIは第1次~第3次ブームを経て未来は人間の脳をも超えることが予想されているのです。

 

ただし様々な点でAIは人間を支えたり、ビジネスで有効に利用可能です。

 

弊社ではAIに関するコンサルティング、PM、講演・講師・研修のサービスをご提供しております。お気軽にご相談頂ければと思います。